発達障がいの子どもの指導体験談 その1

こんにちは!柏乃葉塾を運営している人です。突然ですが、普段お子さんは英単語をどのように勉強されていますか?単語の音を聞きながら覚えたり、寝る前に暗記したり、と様々な勉強方法が考えられます。今回は結局どんな勉強をすることが英単語習得への近道であるかを解説します!

中学1年生の生徒で、英語の勉強を本格的に始めたばかりの生徒さんでした。この子の悩みは英単語の暗記にありました。英語の勉強をしていて、文法の理解はできるけどいざ文章を読もうとしたら、単語を覚えていなくて、翻訳できない、、読めないと楽しくないから、勉強する気にならない、というスパイラルにハマっていました。

 

一方で、数学はとても好きで、積極的に問題を解いて解法を理解しようとしていました。なぜそのような結果になるのか、という好奇心に対して論理的なアプローチでその理由を知ることが好きだったのです。この特徴を英語の勉強に応用できないかな、と思ったのが新しい勉強法のきっかけでした。

 

実際にどのように学んだかについては次章で!

 

英単語は丸暗記するもの、と考えている人が多いように思います。実際私もずっと単語を丸暗記しようと、何度も何度も単語帳と睨めっこしていました。

 

しかし、ただ丸暗記する以外にも抜け道があります!それは、単語を構成している表現を知ることです。

 

どういうこと?ってなると思います。

 

一つ具体例を見てみましょう!

 

predictってどのような意味か分かりますか?この単語を分解すると、pre+dictとなります。実はそれぞれに意味があり、pre:前もって+dict:言う、となるんです。このことから、predictは前もって言う、つまり「予言する」というような意味が分かります。他にもpreはpreviously:以前に、という意味で使われたりします。

もちろん全てがこのルールに当てはまるわけではありませんが、preがあるから「前」っていう内容の意味なのか!というふうに納得できる場合があると思います。これこそ、単語における論理的な覚え方だと考えています。そして、このことをきっかけに英単語を少しずつ覚えていくことが今回の生徒さんには合っていました。

ただ、これだけで英単語を全て覚えきれるほど甘くはありません。そこで授業の初めに毎回10分ほど英単語の確認を行うテスト制度を設けました。前の授業で範囲を伝えて、その次の授業でその範囲の英単語を確認していました。こうすることで、ただ覚えるだけでなく、授業のテストのために覚えるという目的ができ、モチベーションになります。テストの際も覚えられていたら、一緒に喜ぶ、というようにいかに楽しく勉強するかも大切であったように思います。

 

ここまでたくさんお話してきましたが、結局勉強をするうえで何が大切であるかというと、「繰り返すこと」です。よく耳にすると思いますが、下の図(出典:Object Fanatics)に示されているように復習しないとすぐに忘れてしまうんですよね、

そこで、少しでも繰り返す機会を増やすために勉強に楽しみを感じてもらえるように工夫することが必要です。今回のお話で出てきた生徒さんの場合、論理的に考えることが得意だったので、英単語も得意な領域に持ってこよう、という考えのもと勉強方法を工夫しました。勉強に限らず、どんなことでも出来たら嬉しいですよね。この嬉しいと感じることが「またやろう」につながる重要な要因だと思います。だからこそ、その子にあった勉強方法で「できた!」という感覚を掴んで欲しいのです。

 

そのために、私たちは生徒さんの特徴をしっかり知ることを大切にしています。

今回は生徒さんの得意を知ることで、苦手を克服する方法について書きました。自分でできた!という気持ちが「またやろう」につながります。勉強は辛いと感じるときもありますが、少しでも楽しくなるように一生懸命にサポートしていきます!学習に関する相談もLINEで受け付けているので、いつでもお待ちしております。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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